2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

三浦哲郎著『ユタとふしぎな仲間たち』を読む

新潮文庫の『忍ぶ川』を読んでいたのだが、連作なのだろうか、似たような設定が続くのが飽きてきたためほかの作品も読もうと本書を読むことにした。 あらすじは東京から東北へいったがあまりなじめなかった小学六年生の少年ユタが座敷わらしに会ったのをきっ…

浅草寺に行く——芥川龍之介の「浅草公園」を読んで——

松戸からの帰り、数十キロとそこまで離れていないので引き続き自転車で浅草寺に行くことに。「浅草公園」は約二か月ほど前に読んだのだがとても興味深い作品で引っかかりがあった。この作品の中心は或少年が父親がいないことに気づき、浅草寺周辺を歩き回る…

松戸に行く——「野菊の墓」を読んで——

題のとおり、伊藤左千夫の「野菊の墓」を読んだため、その舞台の松戸へ昨日行ってきた。松戸は初めてだ。葛飾区も意外と行ったことは無かった。先ずは野菊の墓文学碑なるものがあるということでそこを目指す。 ここの上にあるのだろうか。 左側の階段をのぼ…

芥川龍之介著「あの頃の自分の事」を読む

芥川龍之介が大学三年生だった頃を振り返ったもの。芥川が自身を語ったものを読みたかったので手にしてみた。 芥川の当時の交友関係が知れる。この作品では雑誌「新思潮」の同人の人物が出てくる。——松岡譲、菊池寛、成瀬正一、久米正一 久米正雄など。同人…

伊藤左千夫著「野菊の墓」・「浜菊」を読む

「野菊の墓」 伊藤左千夫の最初の小説。 あらすじ 主人公僕(政夫)とその縁の従妹民子(いずれも十代)は仲が良かったが、それを見ていた嫂(あによめ)や母など、親類はあまりそれを良しとせずにいた。しかし僕と民子は愛し合っていた。 僕は民子としばらくの…

「中原中也詩集」を読む

中原中也の詩は前にも読んだことがあって、「汚れちまった悲しみに…」で始まる詩だけはなぜか覚えていた。それで手に取ってみることにした。 詩の読み方はわからないが、気に入らないものは本当に頭にのこらない。すぐに次のページにいきたくなる。取り敢え…

寺山修司『家出のすすめ』を読む

寺山の言うことは動画のインタビューでも見ていたが本書に書いてあることもそれとあまり変わった内容ではない。一度家を捨てて家をもち自我をもち、親と友情的な付き合いをしたらどうか…等。提案としてはいいのだがあまり納得できるというものではないと思っ…

「サトウハチロー詩集」を読む

サトウハチローが作詞した曲は「悲しくてやりきれない」や「胸の振子」等は知っていた。 本書を読んで、そして曲も聞いてみると他にも聞いたことがあるようなものがあった。——「リンゴの唄」・「エンゼルはいつでも」・「ちいさい秋みつけた」・「うれしいひ…

寺山修司『両手いっぱいの言葉』を読む

警句集。寺山修司の本の中から小林伸一という方が拾いだしたもの。寺山修司はタモリのものまねで知ったがどういう人かはあまりわからず…動画で喋っているのは見た。演劇を暗闇でやったり市街劇をしたり色々面白そうな人だ。本も読んでみようと思い『家出のす…

I read “The last leaf” and “The green door” by O. Henry

“The last leaf” This story was as follows: Johnsy was wounded by stranger in the West of Washington Square and she become having the habit that was counting the leaf out the window until the leaf no longer hanged on: if it fell away, Johns…

I read “Transients in Arcadia” and “The gift of the Magi” by O. Henry

“Transients in Arcadia” This story was a man and a woman stayed in the great hotel Lotus and two looks very excellent, sophisticated, but at the end it’s proved that both of them actually did living life not so rich-each other needs go bac…

I read “The mother of a queen” , “One reader writes” by Earnest Hemingway

“The mother of a queen” This story’s main character was so selfish: the man who don’t pay the money for his mother’s grave in spite of coming the warming “if you don’t pay money, your mother’s bone will dumped on the public boneheap”, and …

I read “The light of the world” and “Fathers and Sons” by Earnest Hemingway

“The light of the world” This story treated the famous boxer, Steve Ketchel: In the station during waiting the train two men I and Tom met many people, and among two in this people, one was whores and so big, another was just ordinary look…