2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘミングウェイの「春の奔流」('The Torrents of Spring')を読む

この話ではヨギ・ジョンソン(Yogi Johnson)とスクリップス・オネイル(Scripps O' Neil)が中心に出てくる。どちらも春になったので女との恋愛を求めている。スクリップスはマンセロナ(mancelona、ミシガン州にある)という場所で女にいなくなられてしまう。そ…

山田太一編「寺山修司からの手紙」を読む

この本はともに1954年(昭和29年)に早稲田大学の教育学部国語国文学科に入った寺山修司と山田太一の手紙を収めたものである。時期はおもに昭和30年(1955年)から昭和33年(1958年)。寺山修司の入院中の期間の手紙もある。 手紙が写真付きで載っているところもあ…

山田太一、「異人たちとの夏」を読む・死んだ人がでてくる話

この話の主人公は私で、シナリオライターをやっており、つい先日妻子と別れた。それで、同じマンションに住む女がやってきていい仲になる。あるとき、私は48歳の誕生日を迎え、浅草に行くと、演芸ホールで、死んだ父親に似た人物にであう。そしてついていく…

Hemingway, 'The old man and The sea'を読む

主人公はサンティアゴ(Santiago)という老人で、84日間魚がとれていない。一緒にいる少年もいたのだが、小屋でサンティアゴは少年と別れ、再び海に魚を捕りに行くということが中心にかかれている。老人は一人なので、その航海中に、少年がいればよかったの…

W. Somerset Maugham, 'Liza of Lambeth'(「ランべスのライザ」)を読む

今回も単語を調べつつ読んでいった。 まず話の内容から。 ライザ(Liza)というランべス(Lambethという地名、ロンドンの南)にいる、工場で働いている18歳の少女が主人公である。ライザの母親は年を取っており、ライザの看病を必要としている。ライザは知り合い…

Tennessee Williamsの'The Glass Menagerie'(「ガラスの動物園」)を読む

単語を調べつつ読んでいった。 以下は話の内容について。 'The Glass Menagerie'はWingfield家について書かれている。Wingfield Tomが回想していく。Tomはこの戯曲のナレーターでもある。Windfield家は父親がどこかに行ってしまい、Tomは気になっている、ま…