「野菊の墓」
伊藤左千夫の最初の小説。
あらすじ
主人公僕(政夫)とその縁の従妹民子(いずれも十代)は仲が良かったが、それを見ていた
僕は民子としばらくの期間離れ、学校へ行っている間、民子は嫁に行ったが不本意であった。民子は身持ちしたがおりてしまい、跡の肥立が悪く死んでしまった。
感想
恋愛話で会いたいが会えないというのはよくあるかんじ。
舞台は松戸で矢切の渡が出てくる。
茄子畑が登場したり、二人が
松戸に行ってみたいと思った。
「浜菊」
主人公予が長岡へ友人岡村の家へ汽車で行ったが泊まる部屋は掃除が行き届いていないし、昔岡村の妹お繁さんに予は恋していたのだがいってみてもいないし、ということで予は不快に感じたという話。
予が岡村宅へ行くと、長岡の
なぜか粽を食べたくなった。これがこの作品を読んでの一番の感想だ。
参考
伊藤左千夫、『野菊の墓』、新潮文庫、2005年