2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小説は生活からくるものか?(菊池寛の「小説家たらんとする青年に与う」を読んで)

菊池寛(1888年(明治21年)12月26日 - 1948年(昭和23年)3月6日)は、雑誌「文藝春秋」を創設したり(1923年)、1935年、直木賞・芥川賞を設立した人物である。今回は「小説家たらんとする青年に与う」(講談社、「日本現代文学全集」より)という作品を読んで…

シャガールについての本を読む

〈はじめに〉 JITTERIN'JINNの「プレゼント」という曲には「あなたが私にくれたもの シャガールみたいな青い夜」というところがある。「シャガールみたいな青い空」とは…と前から思っていて今回はそのシャガールについての本を読んだ。気になった点などを紹…

永野について

前にとんねるずの買うシリーズで永野が出てきて衝撃を受けた。「ゴッホより普通にラッセンが好き」、そもそもラッセンを知らなかったのだが、永野でラッセンを知った。 服の色、よくわからない歌、最初に沈んでるところ、髪をクイっとするとこ、誰に手を振っ…

俵万智の『サラダ記念日』を読んだ感想・記念日について

<はじめに> 俵万智さんの『サラダ記念日』(河出文庫)を読んだ。『サラダ記念日』を読んだ感想を前半で、後半は記念日について思ったことなどを書いていきたい。 いいとおもった文 いくつかいいと思った文を挙げる。 ・皮ジャンにバイクの君を騎士として迎え…

真鍋博について・真鍋博の「思考の憶え描き」を読む

真鍋 博(まなべ ひろし、1932年7月3日 - 2000年10月31日)は、愛媛県新居浜市出身のイラストレーター、アニメーター、エッセイスト。日本SF作家クラブ会員。 (Wikipediaより) 読んだもの… 真鍋博、「思考の憶え描き」、早川書房、1976年 <はじめに> 真鍋博…

「少年マガジンの黄金時代~特集・記事と大伴昌司の世界~」を読んで特に気になった記事5選ほか

今回読んだもの…「少年マガジンの黄金時代~特集・記事と大伴昌司の世界~」、講談社、2008年 <はじめに> 昭和41年、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」がtbsで放映開始される前に、「週刊少年マガジン」で、特集を組んだ。その記事を担当したのが編集者の大伴…

「らしさ」について

<はじめに> 「らしい」、「らしくない」、「らしさ」というのは様々な時に使われる。 「らしさ」というのは何か固まった、型がある、というイメージをもっている。それは、いい意味でつかわれる時もあると思う。「○○さんらしさがあるね」、こういった場合は…