菊池寛

菊池寛著「屋上の狂人」を読む・屋上のイメージ

今回はまず、読んだ「屋上の狂人」についてあらすじや感想を書き、次に劇団ひとりの「304号室青木」について書く、そのあとに星新一の作品を参考にしながら、屋上のイメージについて述べる。 菊池寛著「屋上の狂人」について あらすじ 屋上によく上る勝島義…

小説は生活からくるものか?(菊池寛の「小説家たらんとする青年に与う」を読んで)

菊池寛(1888年(明治21年)12月26日 - 1948年(昭和23年)3月6日)は、雑誌「文藝春秋」を創設したり(1923年)、1935年、直木賞・芥川賞を設立した人物である。今回は「小説家たらんとする青年に与う」(講談社、「日本現代文学全集」より)という作品を読んで…

菊池寛著『真珠夫人』を読む

芥川の作品を読んでいて新思潮派なるものが気になり、読んでみた。「真珠夫人」は大正九年六月から年末にかけての新聞小説ー通俗小説である。文春文庫のものを買ったが装画がいい感じだ。蕗谷虹児という方が描いたもののようだ。 夢中になって読んだ。使われ…