題名に惹かれたので買ってみた。
探偵小説。とは言っても、そこまで込み入った探偵小説ではない。50ページほど。3部構成でそれぞれつながっている。
舞台はロンドンで、The suicide club(自殺クラブ)という人生を終わらせたい人が集まる場所でトランプをやって、クラブのエースが出た人がスペードのエースを引いた人を殺すことになっている。自殺クラブの様子が1章で出て、2、3章ではこの自殺クラブと関係したことについて。
自分は本のタイトルから、自殺クラブの活動をもっと掘り下げだシュールな記録を期待していたところはあったが、あんまりそうではなかった。探偵だから。とはいえ、今とぜんぜん時代(1878年)が違う文章の醸し出す感じとか、よかったなと思う。
よくこんな難しい単語使うよなって思うところが多々あって、なかなか読み進まなかった。出てきた単語は今後気が乗ったら書くかもしれない。
読んだ本
Dover Publications, 2017年。前に読んだスティーヴンソンのTravels with a donkeyのときもDoverだった。字はすごく小さめ。