成瀬巳喜男監督の作品がみたくなった

 タイトル通り、成瀬巳喜男の作品がみたくなった。というのも、川本三郎の「成瀬巳喜男 映画の面影」という本を読んだからである。が、映画を探すのが下手なのか、ビデオ屋に行っても、なかなか見つからない、二軒ほど回った。どこにあるのだろうか……それはいいとして、今回は川本三郎の「成瀬巳喜男 映画の面影」という本を読んで、印象深かったところなどを書いていく。

 

・今回読んだ本…川本三郎、「成瀬巳喜男 映画の面影」、新潮選書、2014年

・成瀬巳喜男(1905年8月20日 - 1969年7月2日)…映画監督。東京府(現東京都)四谷出身。 監督作品:「めし」、「山の音」、「浮雲」、「銀座化粧」、「舞姫」、「流れる」、「乱れる」 (Wikipediaを参照した)

・川本三郎(1944年-)…文学、映画、東京、旅を中心とした評論やエッセイなど幅広い執筆活動で知られる。著書に「大正幻影」、「荷風と東京」、「林芙美子の昭和」などがある。 (川本三郎著、「成瀬巳喜男 映画の面影」の巻末を参照した)

 

印象深かったところ

・全体的に今回読んだものでは、成瀬巳喜男が苦労人で、貧乏人だということが主にかかれていたと思う。

・「銀座化粧」(1951年)の三島正雄、「浮雲」(1955年)の森雅之、「驟雨」(1956年)の佐野周二という人物はみんなボロ靴を履いていた(14頁を参照した)。

・「めし」(1951年)の夫婦や「驟雨」(1956年)、「あにいもうと」(1953年)など、成瀬の映画には必ずと言っていいほど、卓袱台が登場する(114頁を参照した)。

 

 

感想

 今回は映画を見たこともない作品についての本を読んだわけだが、やはりその内容や、出演する俳優が誰だかわからないと、うまくついていけたとは言えない。読むにしても、軽くページをめくっていく程度と言ったほうがいいだろうか、立ち止まるポイントがあまりなかった。

 が、映画を見るうえで、どんなことに注目していけばいいのか、ということが少しわかった気がする。

 よくこんなに映画を見れたな、と思うほど、多数の、それぞれの映画について書いてあった。

 

本著を読んで今後していきたいこと

・成瀬巳喜男監督の作品をみる。

・成瀬の生まれたところの近く—鮫河橋についてみていく。

・今回、少し書いてあった新橋と柳橋の違いについてみていく。

 

参考

今回読んだ本(再掲)…川本三郎、「成瀬巳喜男 映画の面影」、新潮選書、2014年