ふかわりょうの「小心者克服講座」について

<はじめに>

 たまたま通りかかったので、「5時に夢中」の収録を半蔵門にある東京mxのスタジオで、ガラス越しではあるが、見物したことがある。その中に白いスーツを着て、スタイル抜群の人がいた。最初俳優かと思った。が、立っていたので、また、よくみるとふかわりょうだとわかった。ふかわりょうは見た目的にはいじられそうには見えないのだが、テレビ的にはそういうキャラクターなのか、面白い、不思議な人だと思う。

 いろいろとネタはあるのだろうが、「小心者克服講座」くらいしか自分は知らない。今回は「小心者克服講座」の特徴とイメージ、すきなフレーズなどを紹介したい。

 

「小心者克服講座」の特徴とイメージ

 まず、眼につくのがふかわりょうのスタイルのよさである。ダンサーかと思うくらい、スタイルがいい。

 bgmはDonna McGheeという方の「Mr Blindman」という曲である。

 振り付けはそんなに激しくなく、ゆるゆるとしている。

 声をはるときもある。

 「小心者克服講座」とは「言いたいことがあるのにも、自分では中々言い出せない、そんな小心者の悩みをダンスを通じて克服しようという、画期的な番組」だという(今回見た動画を参照)。テーマがある時もあるようで、今回見た動画では「嫌いな人にダメージを与えよう」というテーマもあった。

 笑いにはばらつきがあるように感じる。共感する人が少ないと、笑う人も少ないように思う。

 

すきなフレーズ

「保険証は裏もコピーするんですか?」

「いつも見かけないけど、昼休みどこいってんの?」

「なんで弁当かくして食べんの?」

「張り切んなよ~集団下校で」

「板についてきたな~貴重品集め」

 

「小心者克服講座」のネタはどうやって生まれたか、

音楽とダンスを用いようと思ったきっかけは

 以下はexcite. ニュースの「「シュールなことなんて一度も言ってない」ふかわりょうの"ウソ"と"リアル"」という記事を参照した。

 「あのネタはどのように生まれたか」というインタビュアーからの質問に対し、ふかわりょうは、あれはコンビニのバイト中に「6円ありますか」「はい」のようなやりとりをしていたうちにふとひらめいたという。

 また、「音楽とダンスを用いたあのスタイルで表現しようと思ったきっかけは」というインタビュアーの質問に対して、なにげなくMr Blindmanの「Mr Blindman」という曲を聴いているうちに、そういうイメージが浮かんだのだという。それから、エアロビの先生は、「がんばってダイエットしましょう」と踊りながら指示を出すが、それを気が小さいのを克服するということにずらしたら、あの形になったのだという。

 

全体的な感想

 ふかわりょうの「小心者克服講座」は他の人がやっても面白くはないと思う。ふかわりょうのセンスだと思う。ネタは意外と長く、よくこれだけやれると思う、やるには勇気と観客の笑いがいると思う。ところどころわらってしまう。

 

参考

・今回見た動画…「ふかわりょう 【P-STOCK★総集編】-小心者克服講座」(YouTubeより)

・今回参照した記事…excite. ニュース、「「シュールなことなんて一度も言ってない」ふかわりょうの"ウソ"と"リアル"」、2009年、取材・文=ラリー遠田 (ネット記事)

石について

好きな詩

 エミリ・ディキンソン(1830-1886)についての本を読んでいる、『エミリ・ディキンソンを読む』という本だ。この本は、アメリカの詩人、エミリ・ディキンソンについて、テーマごとにまとめている、5つある。なかでも印象にのこったのはその5つのうちの<生きる>というテーマだ。そのなかでも特に、「小石はなんて幸せなんだ」というのがいいと思った。以下一部引用。

「小石はなんて幸せなんだ」という詩の一部

 

小石はなんて幸せなんだ

道路に独り ころがって

仕事のことも気にかけず

衣食住こと欠くも恐れず

(…)

(228頁)

 

 たしかに言われてみれば、小石はなにをしているのだろうか、と思う。転がっていて、何か考えているのだろうか、と思う。

 無機質なかんじ、そこに注目するのは、なかなかないのでは、と思った。例えば木とか花とかだったら何々の木、何々の花で…とか、名前をつけられるだろう。けれども石だと、なかなか名を付けづらい。

 また、石がどんな表情をもっているのか、というのは木や花に比べたら少ないように思う。表情で言えば大抵の場合無表情と言った感じがする。観察不足だろうか…。

 

小石の蹴り方と種類

 前まで小石を蹴って歩いていたことがあった。

 石の向かう先を観察するのはおもしろかった。足のつま先で蹴れば真っ直ぐ飛び、足の内側で蹴れば左側にカーブがかかり、外側を蹴ればその反対に曲る。

 小石と言っても種類はある、蹴ると痛い小石、平らで蹴りにくい小石、蹴った瞬間壊れてしまうもろい小石… 

 

マツコが前言っていたような…

 石を蹴る関係で…これはネット記事で見たような気がするが、探しても見つからないので、引用にはならないが、マツコが前、「愛着をもつにはしつづけるしかない、石を蹴り続ければ、蹴る前はなにも関係なかったものだが、愛着がわくようなもの」みたいなことを言っていた気がする。そんな昔ではないと思うのだけれど、探しても見つからなかった、どこへその記事は行ったのだろうか…

 

 なんとなく、前まで石を蹴って歩いていたことがあったので、そうだと思った、石は蹴り続ければ、愛着がわく。

 

石も蹴られる

 先ほどから書いてきたが、石は蹴られることもある、蹴る人は少ないにしても。だから、ディキンソンのいうように幸せである、とはあまり思わない。が、道路に転がってのんびりとしているのはうらやましいと思うこともある。 

 

参考

・今回読んだもの…岩田典子、「エミリ・ディキンソンを読む」、思潮社、1997年

・引用したものの英語版…

「小石はなんて幸せなんだ」という詩の一部(英語)

 

How happy is the little Stone

That rambles in the Road alone,

And does’nt care about Careers

And Exigencies never fears-

(…)

(p229)

ノームについてわかったこと

はじめに

 ちょっと本を読んでいるうちに、gnome(ノーム)というものがでてきて調べたくなった。もしかしたら見たことのある方もいるだろうか。

 今回手にしたのは「ノーム 不思議な小人たち 愛蔵版」というもの。大型の本で図鑑みたいだった。訳が遠藤周作で、遠藤周作はいろいろと活動していたんだなと思った。自分は、ノームを見たら、なんとなく見覚えがあるような…ないような…という感じだった、植木鉢とかで似たようなものを見たことがあるような…。

 

 200pほどあって、まだ3分の1ほどしか読んでいないがその中でわかった、ノームについての事を書く。

 

わかったこと

 ノームの体重は成人男性で300g、成人女性で250-275gほど(11p)

 ノームの寿命は約400年(39p)

 ノームはちからもち、また、嗅覚がすごい。

 

感想と今後

 この本は、大型で、イラストがいろいろあり、文が少なめであったり、いろいろ工夫を感じられた。また、<次のページをめくってね>というところの右側に⇨があったり、面白いとおもった。

 ノームの家は、ずっと地下にあるのだとおもっていたが、いろいろとノームの種類がおり、なかには家を建てるノームもいるようだ。

 

 実在したか、していないか、というのはわからないが、非常に面白い生態だと思った。実在していなかったとしても、よくこんなに詳細に書いてあるな、と思った、キャラクターとして面白い。

 

 またこんど付け加えたいことがあったら付け加えていく。

 

ノーム 不思議な小人たち 愛蔵版

ノーム 不思議な小人たち 愛蔵版

  • 作者: ヴィル・ヒュイゲン,リーン・ポールトフリート,遠藤周作,山崎陽子,寺地五一
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

知ったかぶりたい

 知ったかぶるというのは嫌われるのだろうか、多分嫌われるのだろう。しかしたまには知ったかぶりたい、と思うときがある。

 「読んでいない本について堂々と語る方法」という本があるようだ。これは要は知ったかぶりについてのことが書いてあるのか…、読んでいないからわからない。しかし読んでみたい。

 

 ザキヤマの出ている映画には『来る』というものがあるようだ。このインタビューで、ザキヤマは感想を見ていないにもかかわらず、感想を言っている動画があった。ネタだろうか、これはおもしろい、と思った。しかしその動画を見て、映画を見ていないため、どこが本当にあったシーンなのか、ということはわからなかった。

 ネタでは無かったら、やはり嫌だろうか、知ったかぶるというのは…。

 

 前テレフォンショッキングで、中居正広が出ていた時に中居正広が「貝になりたい」という映画の話をしていたのだが、タモリは映画を見ていないのに見たようなふりをしていた。中居正広がどこのシーンが良かったか、聞いてタモリは「面会のところ」と言っていた。これはポスターにこういうシーンが貼ってあったようだ。

 また、「最後のシーンが…」ということもタモリは言っていたが「最後だから言えない」、ということを言っていた。いずれもネタだろうが、面白いと思った、それっぽいというふうにも思った。

 

 知ったかぶるというのは、それっぽい時もあると思う。

 読書した人としていない人がいたとしてどちらがそれっぽいか(実際に本を読んだか)、ということは、わからないときがある。「本をよんだ」と言う人ももし、話の要点ばかりつかむことに熱心だったら、それはあらすじを読んだだけの人(実際に本を読んでいない)と大して変わらないのかも知れない。あるいは、あらすじのほうが要点をうまくまとめられていて、それを読んだ人なら、そっちの人のほうが、読書したっぽいのかもしれない、そういう意味では実際に読書した人よりも読書していない人のほうが読書したらしく見えるのかもしれない。

 

 話の要点を追っていって、読んでいない人と大して変わらないなら、知ったかぶったほうが早いし、いいのかも、と思うときがある。

 

 ブログの読書の記事でも、そういうしったかぶりを感じるものはある。特にまとめ記事とか…例えば「○○のうちに読んでおきたい○○」とかいうタイトルのもの。「ほんとうに読んだのか」と思うことがある。また、ネタバレをしないよう意識しているのはまさにタモリのように「最後が良かった、しかし最後だから…ぜひお楽しみください」というのもある、これはネタバレしないようにしているのだろうし、そうすべきだとは思うし、なにか実際に読書したように見える。が、もしかしたら、読んでいない、というのもあるのかもしれない。

 

 

 たまには知ったかぶりたい、というふうに思った。

 

 

参考

「映画『来る』「ザキヤマインタビュー」編ロングバージョン」(YouTubeより)

「いいとも!テレフォンショッキング 中居正広」(YouTubeより)

吉田拓郎の作曲、作詞した、あるいは歌った曲で好きなもの30選

 最近ではあいみょんが吉田拓郎に影響を受けたといっていた。最初少し意外だと思った。菅田将暉も「人生を語らず」を番組で披露していたものをきいたことがある、たしか父親が好きでそれに影響されたということだったと思う。また、少し古いが、カロリーメイトのcmでは吉田拓郎の「ファイト」という曲が流れた、満島ひかりが歌っていた。それとローラが出ていたアサヒビールのcmでは「ガンバラナイけどいいでしょう」が流れていた。芸能人で言えば、みうらじゅんが吉田拓郎のファンとして有名だろうか。

    あいみょんや、菅田将暉のファンではないが、同じ20代でも吉田拓郎が好きな人がいるんだ、と思った。リアルでは会ったことはないが、もしかしたら意外といるのかもしれない。

 

 自分は吉田拓郎がすきで、きいている。いつからか、というのはあまりはっきり覚えていないが、多分たまたまYouTubeを見ていて「元気です」という曲が気に入ったからだと思う(もしかしたらこれも後付けかも知らない。あいまいである)。それからは、YouTubeでいろいろな曲をきいた。が、㏅などは2,3枚しかもっていない。ライブにも行ったことはない、その臨場感のようなものがあるとすれば、それは体感していない、また、伝えきれないだろう。

 今回は主に自分がYouTubeでしかほとんどきいていないので、そのなかから、吉田拓郎の作曲、作詞した・あるいは歌った中ですきな曲を30こ選んだ。ランキング形式ではない。

 

 

 

1. 「流れる」 

(作詞作曲:吉田拓郎、1975年)

 これは、しばしば(このメロディーの曲なんだっけ)と思う曲である。だから、最初に聞いた時のインパクトと言うのはそれほどなかったと思う。よくよく聞いてみると、しんみりしてるな、と思う。

 

2. 「ペニーレインでバーボン」 

(作詞作曲:吉田拓郎、1974年)

 篠島というところでライブをやっているものが好きだ、それは手拍子などもある、手拍子は基本的には好まないが、これは活気があっていいと思う。それ以外も、cdでもあるようだが、どこか活気をかんじるのは篠島でやっているものだと思う。一人で飲むということは潔いとおもった。他にも「ペニーレインへは行かない」という曲もある。

 ペニーレインとは原宿にあった店だと、吉田拓郎、坂崎幸之助の対談で言っていた。原宿は昔と今では随分変わってしまったようだ。

 

3. 「アン・ドゥ・トロワ」 

(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、1977年 キャンディーズも歌っている)

 キャンディーズが歌っているもののほうが知られているのだろうか、しかしそれとは違って吉田拓郎の歌うものもいいと思った、最後まで歌っているのは見つけられなかった。キャンディーズのものよりテンポが速いか、それがいい。キャンディーズのものは、最初の方、いくつかバリエーションがあって好きなのが「ファンファンファンファン」という感じで始まりものだ。

 

4. 「風になりたい」 

(作詞作曲:吉田拓郎、1976年 川村ゆうこ、沢田聖子も歌っている)

 川村ゆうこという方も歌っている。悲劇的なかんじがする、それもかなり好きだ、ゆったりとしていていい。沢田聖子という方も歌っている、どちらかというと、そちらのほうが、軽い感じはした、これも好きである。吉田拓郎が歌うとだいぶ印象が違う。最初のほうから力強い感じがする。力強いがその中にさわやかな感じがある。

 

5. 「蛍の河」

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、1974年 小柳ルミ子も歌っている)

 小柳ルミ子も歌っている。小柳ルミ子のとは入りがまず違う。小柳ルミ子のものより、さっと入っていってるようなきがする。最初の「下駄の音~」から、耳に残る歌詞だと思った。

 

6. 「土地に柵する馬鹿がいる」 

(作詞作曲はおそらく吉田拓郎だと思う、いつかは不明)

 Wikipediaを参照すると、「テイク・ファイヴ」のリズムパターンに三里塚闘争から着想を得た歌詞を乗せたのだという。

 歌詞を見ると、なかなか変わったものだと思う。終わり方も面白い。

 

7. 「Have a Nice Day」 

(作詞作曲:吉田拓郎、1972年)

 フジカラーのcmで使われていた曲のようだ。have a nice dayと言われて、気楽な感じがする。「フジカラー」というのが曲の一部であるわけだが、自然な感じがする。映像と合わせてだて、コミカルな感じがする。

 

8.「青春の終わり」 

(作詞作曲:吉田拓郎 ピピ&コットも歌っている、1971年)

 ピピ&コットというバンドも歌っている曲である。ピピ&コットのものだと明るい感じがするか、が、吉田拓郎のものは入りからもっと、しんみりと言った感じがする。

 

9. 「知らない街で」 

(作詞作曲:吉田拓郎 歌っているのは大久保一久、1971年)

 YouTubeだと映像付きの為か、街のようすがイメージしやすい。なにか、知らない街と言うのはわくわくする、それを歌ったような感じがした。歌っているのは大久保一久という方。吉田拓郎が歌っているのは見つからなかった。

 

10. 「面影橋から」

(作詞作曲:及川恒平、1972年 吉田拓郎も歌っている)

 これは及川恒平という方も歌っている。及川恒平が歌うと、見た動画のせいもあるのだろうか、より暗く感じた。が、吉田拓郎のものは最初からもっと明るいというか、キンキンするというか…橋の名前を淡々と歌っていっているような気がする。

 

11. 「やさしい悪魔」 

(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、1977年 キャンディーズも歌っている) 

 これはキャンディーズが歌っているものが有名だろうか。キャンディーズが歌うと、より大人っぽく感じるだろうか。吉田拓郎のものは最初から、ギターが目立つ。ジャカジャカしている。

 

12. 「狼なんかこわくない」 

(作詞:阿久悠、作曲:吉田拓郎、1978年 石野真子も歌っている)

 石野真子が歌っているものが有名かも知れない。歌詞も凝ったものだと思う、「初めてのルージュの色は赤すぎてはいけない」。タイトルも面白い、「狼なんかこわくない」。吉田拓郎の最初のほうは、なんというか「ボワッボワッ」とするというか、かなり伝わりづらいか、…それで歌うところに入ると丁寧に一フレーズずつメロディーを歌っているという感じがする。

 

13. 「ルームライト」 

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、1973年 由紀さおりも歌っている)

 由紀さおりも歌っている。はじまりからいい、「あなたが運転手に道を教えはじめたから」、続きが気になる内容である。吉田拓郎のものだと、動画のはじめから歌っていると思う。由紀さおりのほうは、壮大な感じがする、謡っている場所も関係しているのだろうが。きいた後もたまにふと思い出すような曲である。

 

14. 「まだ間に合うかも知れない」 

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、いつかは不明)

 吉田拓郎が結構年取ったときに歌った「まだ間に合うかもしれない」もある。それはそれで違った意味の——年齢的な「まだ間に合うかもしれない」という意味も持つのだと思う、「歳は取ってるけどまだやってみればいいのではないか…」。多分年齢が上がるにつれ、きく側もちがった意味での「まだ間に合うかもしれない」ということが想像できるのかもしれない。だから、年齢が上がるにつれてもきいていたいと思う。

 

15. 「ビートルズが教えてくれた」 

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、1973年)

 最初きいたときははじめから「フォーンフォーン」としており、なんだ、この曲は、というふうに思った。しかし、後から、このメロディーを思い出すことがあった。特に好きなのは「考え深そうな顔をするのも楽にできる」というところだ。前半部の「考え深そうな顔をするのも」は吉田拓郎独特の上がり方と言うか、伝わらないか…けれども「ガーっ」と上る所がある。それでそれに続く「楽にできる」というのはもっと、落ち着いた感じがする。これはここだけでなく、この歌でも以後、このようなパターンがある。

 

16. 「風の街」 

(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、1975年)

 かぐや姫のメンバーであった山田パンダも歌っていた。この歌の印象にのこった単語は表参道だと思う。あまり行かないが、表参道に行くとこの歌をいつも思い出す。山田パンダのものよりも、吉田拓郎の「風の街」は、テンポが遅い。どちらが風景を思い出しやすいかと言うと、けっこう気分によって変わる。吉田拓郎のゆっくりのほうが表参道の風景を思い浮かべやすい時もあれば、山田パンダのはやいもののほうが思い浮かべやすい時もある。

 

17. 「いつか街で会ったなら」 

(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、1975年 中村雅俊も歌っている)

 中村雅俊も歌っている。吉田拓郎のものは最初、ギターが入るところから入る。「ジャカジャカジャー」、と言った感じだ。中村雅俊のものは吉田拓郎のよりもクリアな感じがする。吉田拓郎のほうは、もっと、引っかかる感じがする。

 

18. 「青春試行」

(作詞:松本隆、作曲:吉田拓郎、いつかは不明 中村雅俊も歌っている)

 これも中村雅俊が歌っている。「みずすましみたいにスイスイと」というフレーズが印象的だと思った。これもまた言葉にしづらいのだが、吉田拓郎の声は、中村雅俊より、あまりはっきりしたわけではないというか…中村雅俊がすべすべした声をもっているとしたら、吉田拓路の声はもっとザラザラした感じがする。

 

19. 「いま、このときめきを」 

(作詞作曲:吉田拓郎、いつかは不明 沢田研二が歌っている)

 これは沢田研二が歌っているもの以外はきいたことがない。吉田拓郎が歌っているものもあるのだろうか…。「…おとずれることがあるのさ、」というところが一気に言っている感じがしてすきである。

 これもフジカラーのcmで使われていたようである。

 

20. 「いつからなのか」 

(作詞作曲が分からない、いつかは不明。)

 これはなんとなく、「いま、このときめきを」ともメロディーは似ている気もする。

 一番の終わりのほうの「なかはぁ—」と伸ばしているのがすきである。

 

21. 「失恋魔術師」

(作詞:松本隆、作曲:吉田拓郎、1978年)

 太田裕美が歌っているもののほうが有名なのだろう。

 太田裕美のほうの曲の入る前は、太田裕美らしく、明るい感じがする。が、吉田拓郎は、そんなに明るいという感じではない。吉田拓郎のものは、途中までの動画しか発見できていないので、全部は確認したことがない。

 

22. 「銀河系まで飛んでいけ」 

(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、いつかは不明 キャンディーズ、梓みちよも歌っている)

 これはたまたま「失恋魔術師」の動画の後ろについていたものだ。これも、吉田拓郎のものは最後まではきいたことがない。キャンディーズも歌っている。また、梓みちよも歌っている。梓みちよはかっこいい、という感じだ。キャンディーズのほうは、最初から、「キーンキーン」とすると思う。吉田拓郎はもっと落ち着いて歌っている。ペースもキャンディーズより、ゆっくりだ。

 

23. 「地下鉄に乗って」 

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、1972年 猫(というグループ)も歌っている)

 猫と言うバンドが歌っている。猫と言うバンドのものは、ライブのものをきいた。吉田拓郎のものは動画だが、cdからだろうか。そのためか、吉田拓郎のほうが決まりきった感じがする。猫のほうが、いろいろと音楽を使っているのだろうか。歌詞に、赤坂見附がでてくるが、赤坂見附に行ったときに思い出す曲だ。

 

24. 「兄ちゃんが赤くなった」

(作詞作曲:吉田拓郎、1970年)

 題名通り、兄ちゃんが赤くなったということが歌われている歌である。三番まであるが、最初のところ、最後「な」でそれぞれ終わるのがいいと思った。

 

25. 「たえこ MY LOVE」 

(作詞作曲:吉田拓郎、1976年)

 曲の最初のほうはどちらかというとゆったりしたペース。しかし、始まると、早くなってくる、「一人で生きてみせるなんて」、リズムがいいと思った。たえこというのはなんの人物なのだろう。その人物を知らない、たえこと聞いて「誰だ?」と思う、その感じもいいと思っている。

 

26. 「蒼い夏」 

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、1973年)

 あおいを「青い」ではなく、「蒼い」とするのがいいと思った。さっぱりした歌だ。が、夏という感じもする。

 

27. 「伽草子」 

(作詞:白石ありす、作曲:吉田拓郎、1973年 のちにZONEのメンバーの二人が歌っている動画もあった)

 ZONEのメンバーも歌っている。吉田拓郎のものと随分違う。ZONEのほうが、テンポは速い。なんとなく、ZONEのほうが前向きな歌のように感じる。

 

28. 「ともだち」 

(作詞作曲:吉田拓郎、1971年)

 歌詞には「のでしょう」というところがあって、坂崎幸之助と吉田拓郎のラジオで、「ウエンツが、のでしょうはいらないといっていた」と坂崎は吉田拓郎に言っていた。

 たしかに、言っているように「のでしょう」はなくても通じるのかもしれない。例えば一番の最後、「さけられぬ ことだったのでしょう」、ここで「のでしょう」がなくても、いや、ないほうが自然かもしれない、ふつうだったら、「さけられぬ ことだった」で終わると思う。が、「のでしょう」を入れている、そこが面白いと思った。

  

29. 「暑中見舞い」 

(作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、1973年)

 最初から面白い歌詞だと思う、「こんなに遠くの海に来ています」、続きが気になると思った。

 

30. 「されど私の人生」(または「されど我が人生」と表記されることもある) 

(作詞作曲:斎藤哲夫、1971年 斎藤哲夫も歌っている)

 斎藤哲夫のものに比べ、吉田拓郎のほうが力強く歌っているような感じがする。どちらもゆったりとしている。歌詞がいい、「もうどうでもいいのさ」から始まる。

 

※発表年はWikipediaや動画サイトについているものを参照した。

 

<おわりに>

 以上30曲紹介した。もちろん他にもすきな曲は多くある。きいたことのない方は、もしかしたらなにをそんなに熱中しているのか、と思うかもしれない。

 こんなに紹介しているのであるが、自分はカラオケなどへ行っても、恥ずかしくて歌えない。まず、カラオケに行かない。

 歌詞やメロディーをひとりで反芻しているだけであることは付けくわえておく。