ジョン・ブレイン Room at the top 感想

 第二次世界大戦後、1947年ごろ、ダフトンからワーレイに来て、市政に関わる仕事をするジョー・ランプトンが主人公。場所はイングランド。ジョーはワーレイのトンプソン夫婦と一緒に住むことになって、その家が頂上部にあるからこういうRoom at the topという題名になっている。ワーレイの劇団で出会った34歳のアリスと若いスーザン二人に恋をし、だけれどもアリス、スーザンともに付き合っている相手がおり…という話。

 

テーマは、恋愛や、階級について。階級は、描写で見て取れる以外にも、直接セリフとして、労働階級~ミドルクラス…って言ってた部分があった。

 

恋愛のシーンが熱烈で、セリフが見ごたえあった。

 

この前読んだギャツビーに似ているなと、感じた。ギャツビーを参考にしたかはわからない。途中までであって、物語の最後はちょっと違うけど。

 

  

グレートギャツビーに似てた

Room at the top                The Great gatsby                          特徴

ジョー・ランプトン   ジェイ・ギャツビー 生まれは貧しいが、お金を求める。そしてお金を持つようになる。若いお金持ちの女性を求めるが女性には既に相手がおり...。

 

スーザン        デイジー                    お金持ちで若い。お金持ちの相手がいる。

 

ジャック・ウェールズ  トム                      お金持ち

 

アリス        対応するのは無し

 

 

グレートギャツビーではジェイ・ギャツビーはデイジーだけ愛してたけど、Room at the topではスーザンだけでなく、アリスっていうキャラクターも出てて、ジョー・ランプトンの女性に対する愛が分散されるっていうか、そんな違いがあった。

 

 

 

 

読んだ本

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古本屋で買った。ジョン・ブレインの最初の小説で初版は1957年。買ったのは、1961年で古い。ペンギンブックス。