ダニー・ウォレスはイエス・マンを書いた人。
Join Meはとにかく面白かった。
コンセプトはそんな深くなくて、文もそんな難しくないんだけど、発想がよかった。
ダニーウォレスの親戚のしたかった集団(コミューン)に触発されて、パスポート写真を送ってくれって、何の目的かも何やるかも決めていないのにネットや求人で募集して、あとから何やるか決めていくっていう話(参加した人はJoineeとなる)。結局、1000人まで人数を集めようとすることになった。
周りの人の普通のなんかカルトを見るような目というか、変な活動をしているダニーに対してまともことを言ってたのもよかった。ダニーの変さが引き立てられる。
周りの人 "It's cult?"
ダニー "No, it's collective."
みたいな、そんな会話をよく見た気がする。
牧師もJoin Meに加わるということで、ダニーは会いに行く。そのときの、ダニーとガールフレンドのやりとりとかなんか好きだ。
'Another new friend? And what does this one do?'
'He's ... a vicar,' I said. I was trying to say all this as if it was the most normal thing in the world for me to be at a castle in Loch Ness with a vicar I hardly know.
'Danny ... this is not normal. This is not normal, to be in castles in Loch Ness with a vicar you hardly know.'
p.123
どんなふうに人を集めるのかとか、その集め方とか、いろいろ参考になった。興味ある人は読んでみるといいと思う。
読んだ本
アマゾンで買った。Ebury Press、2003年の本。