Railway Children 感想

父が捕まってしまって、鉄道近くに引っ越すことになった家族(母と三人の子供)についての話。

 

鉄道付近で起きたこと、鉄道に関わる仕事をしている人との関係が多かった。

 

駅手(station porter)のパークスさんへ誕生日のプレゼントを三人の子供たちが送る。そこが印象に残ったところだ。パークスさんはずっと誕生日を祝ってもらわない雰囲気というのがあって、それを聞いた三人の子供は祝おうということになって、町のいろんな人からパークスさんにプレゼントをもらいに行くんだけど、パークスさんはそういうのが慈善みたいなかんじがしたっていうのが書いてあった。たしかに形式的なプレゼントとかもらっても、くれた方に申し訳ないなとか自分も思う。

 

 登場人物のメインの子供たちについてざっくりだけど書く。

一番下のフィリス(女の子)はけっこう無力で年齢もあってなんか言ってることが的外れという感じがして、ボブ(一番年上の女の子)は主張が強く、でも繊細でちょっともろくて、ピーター(男の子)はいや、俺がいくよ、みたいな感じではあるけど勢いよくて失敗してしまうような子だった。

 

 

読んだ本

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 古本屋で買った本。イントロと注釈が付いててよかった。1991年の本。