John Fante, Ask the dustを読んだ

 ・読んだ理由

この前読んだブコウスキーのWomenにジョン・ファンテの名前が出てきたのでファンテに興味をもった。

(“Who was your favorite author?”

“Fante.”

というところがある(Bukowski, Women, p. 207))

 

また、Ask the dustの序文はブコウスキーが書いた。ブコウスキーはファンテが好きだってことが伝わってきた。

 

 

・内容

アルトゥーロ・バンディーニ(Arturo Bandini)という作家がカミラ(Camilla)というウェイターをすきになる話。

仲悪いんだけど本当は仲いいって感じだった。いろいろすごかった。

 

バンディーニはカトリックで、神への告白みたいのが難しくて読み取れなかったところもあった。

 

流れはなんとなく読み取れたと思うけど、またいつか細かく読んでいきたいと思った。

 

 

・印象に残ったところ

こういう表現を自分もできたらいいなと思ったところがあった。

 

作家のパンディーニの書いた話は初めのほうはなかなか読んでもらえなかった。パンディーニは待合室にコピーを置く。でも読んでもらえない。こういうことがあった

 

A big woman in one of the deep chairs had even seated herself upon a copy, not bothering to remove it.

 

(大体の訳-

椅子に座っている大きな女はわざわざバンディーニの書いたものを取らずに、その上に座っていた。)

(p.52)

(not bother to do~=わざわざ~しない)

 

面倒くさいし、下にあるものがどうでもいいんだろうな。

 

 

・出てきた単語

ordeal 神判/試練

 

tremor 震え ※trembleとなんか似てる。tremo(ラテン語)=震える

 

loin 腰/肋骨から腰の間の、腰椎の背中側の部分 ※sirloin(サーロイン)=腰の上の方の肉

 

voluptuous 官能的な ※vol-=欲する volunteer=志願者(ボランティア)

 

grumble ぶつぶつ不平を言う

 

 

・読んだ本

 

Ask the Dust

Ask the Dust

  • 作者:Fante, John
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: ペーパーバック