ブロガーのチェコ好きさんの本『旅と日常へつなげる ?インターネットで、もう疲れない。?』をkindleで買って読んでみた

チェコ好きさんとは?・なぜ買ったか

 チェコ好きさんの本をkindleで買ったので、その内容や感想などを書いていきたい。

 チェコ好きさんとは、現在30代で、2012年からブログをやられている方で、大学院でチェコ映画を研究していることから、ブログの名前をチェコ好きとしたようだ、主に取り扱っているテーマは映画や文学、美術関係などがある。今もはてなブログで〈チェコ好きの日記〉としてやっている。

 自分は、チェコ好きさんを、はてなブログに前まであった(今はやめてしまったようだが)、<はてなブログ読者数ランキング>というもので、上位に位置していたことから知った。上位にあるからといって、単にブログ運営が上手いだけであったり、もともと有名人がブログをしたので、面白いわけではない、と前まで思っていたが、特にチェコ好きさんは面白いと思った。自分の知らない海外のことや美術のことなどが書いてあり、それをチェコ好きさんの独特な表現であらわしているのがすごいと思っていた。また、話題も面白い、あまり思いつかないような話題だけど、的を得ているような(もちろんすべてがそう思ったわけではないが)、そんな感じがした。それから、雑談といわれるものも面白くて、自分はまだ20代だけど、30代に入ったときにチェコ好きさんくらい書けたら、楽しいだろうなと思っている。

 よく本屋で売られている、あるいはネットで見かける有名人、またはブロガーの本などは、いいことが書いてあるのだろうし、自分にとって身近であれば面白いのだろうし、おそらく買ってみてもいいのかもしれない。しかし、それらの本と言うのは、自分にとっては、はっきり言うと、身近ではないためよくわからない、あるいは身近であってもそれが例えばテレビやラジオで感じる身近というのは、身近なようでどこか距離があるようで、なんというか、影響されても実践にはなかなかたどり着かないため、なかなか買う機会がなかった。が、チェコ好きさんの記事は前からブログで見ていて、面白いと思っており、よく見ていたため身近に感じた(といっても恐れ多いが…)。今回は、チェコ好きさんのホームページ上で本があることを知り、買ってみた。アマゾンでkindleのものを選んだ。五百円強。

 

内容と若干の感想

 まず印象にのこったのが、snsをやっていても、世界は広がるように見えて、自分の欲求や見識を起点としているためなにかを検索するときと似ている、結果自分の世界はなかなか広がらないのではないか、ということを東浩紀のことばを用いて言っていたところだ。たしかにそうだと思った。 

 また、snsにある他人の欲望と自分の欲望が似てきてしまうのではないか、結果として、「1984年」にでてきた相互監視社会のなかへ入り込んでしまうのではないか、ということが書いてある。それゆえ、自分の持つ欲望がかき消されてしまったり、疲れてしまうということもあるという。

 あとは、立花隆が「思索紀行」という本で言ったような風景に出会った際に、後からどう記述するのかというのばかり考えるのではなく、旅そのものを楽しむ時間を作ったり、自分とリアルに向き合ってみたらどうだろうか、ということが提言されている。また、それがハードルが高かったら、もう少し下げたらどうだろうか、ということも載っている。その具体策や、チェコ好きさんが旅行先で出会った体験談、自分に向き合った結果なども書いてあり、興味深い。けれども、snsや、友人などのつながりを介在させぬほうがいいというわけではない、ということがあり、そうだと思った。

 自分の知らない結構最近の本が紹介されてあったりしたので、そういうのは自分が詳しくないので、面白く読めた。

 

 

    たしかに、チェコ好きさんのいうように、例えば立花隆の風景が見るときに、あとからどうするかを考えてばかり…というように、そんなことは多い気がする。例えば読書などでもあとからどういうふうに紹介しようかということばかり考えてしまって、内容が全然頭に入ってこない、ということがある。いわゆるネタ探しというのも悪くはないと思う。例えばお笑い芸人がネタを見つけるために集まって話し合うだとか…そういった時間も大事だと思う。この本にある、立花隆の引用でも同じようなことが書いてあった、シェアすることを意識することが、より注意深く見ることにつながると。

   なにか集中しようとするときは、何か自分のもつもののいくつかの代わりに減らさなければならない、そのように思った。ここで、「人間の欲求が一定だから…」というのは詳しくわからないので、すごく感覚的になってしまうけれども。

   もう少し、snsに依存しすぎているところがあれば、その部分を減らして、他のことに費やしていこうと、チェコ好きさんの本を読んで思った。いや、でも、それがなかなかできない、けれどもチェコ好きさんの本を読むことはそちらの(snsとの関わりの時間を減らす)方へ向かうべきということを、強化するための一つとしていいと思った。

 

旅と日常へつなげる ?インターネットで、もう疲れない。?

旅と日常へつなげる ?インターネットで、もう疲れない。?

 

 

<おわりに>

 ということで、以上、チェコ好きさんの本を買ってみた理由と本の内容を紹介した。紙ではなく、kindleで買うことがなかなかなかったため、新鮮な感じがした、また、ブロガーの本を買ったことは今までなかったため、新しくてよかった。kindleをつかってみた感想などはまた、後日記事に出来ればと思う。

 

 五百円強したので、少しためらったが、好きなブロガーなので、読めてよかった(それは好きなブロガーであれば当たり前か…)。

 

 自分は本をおすすめするのは苦手なので、あまりおすすめという書き方はできなかったかもしれないと思う。けれどもはじめてブロガーの本に手を出したり、いろいろとよかったと思う。もし興味があれば、手にとってもいいのかもしれない。