Little Lord Fauntleroy 感想

祖父であるイギリスの伯爵の家に来たアメリカの孫(セドリック)と母親の話。

 

伯爵はアメリカが嫌いであったり、日ごろのふるまいがよくなかったりする。でもセドリックはいろんな人と仲良くなれて、で、伯爵をいい人だっていうふうに信じた。そう言われ続けたらある期間はそうなるっていうのが書いてあった話だと思う。今後はわからないけど。今後何かのきっかけで本性あらわれるかもだけど。例えば「あなたはできる人だ」ってずっと言われてきたらそういうふうにできる人なんだってしばらく思うかもしれない。でも、いつか無理してできるふりしてたとか気づくかもしれない。それはわからない。みたいな。この本でも伯爵はどんどんいい人になっていって、困った人を助ける方向に向かっていった。

 

それにしても、たとえば自分を肯定できない人に「そんな否定しなくていいんだ」って言う、あるいは社会的に軽蔑されている人に「そんなことないよ」って言うのは言われた方はいい気になると思う。そういうのはうれしい。自分も経験ある。カウンセリングとかそういう場かもしれない。カウンセラーはセドリックのような役割をしているのだろう。

 

 

読んだ本

f:id:kankeijowbone:20210227154430j:image

 

古本屋で買った本だ。読んでる最中に半分ページが取れかかった。ペンギンブックスで表紙にNow a major filmと書いてあるけど、1980年に映画があって多分それの事だと思う。この本の出版は1981年。