9月は3冊読んだ。
My Ántonia, Willa Cather
感想
ネブラスカ州に来たジムとボヘミアンのアントニア一家、そのほか移民の女性を中心とした話。動物、植物、天気もそうだし、自然の描写が多い。登場人物はたくさん出てきて、中には感じ悪い人もいた。ナレーターのジムの年齢は最初10歳と低いけど、あんまりそういうのを感じさせないなと思った。ブラックの目の見えないピアニストのところが印象に残った。
(9.5 読み終わった)
Flowers for Algernon, Daniel keyes
感想
iqが高くなる手術をしたチャーリーという32歳の男性とアルジャーノンというネズミの話。日記形式(レポート)で書かれていて、iqが低いときはスペルミスをしていた。単語は全体的に難しくない。
チャーリーはけっこう自分と似てるところがあって自分のことを書いているのかと思ったところもあった。
家族のチャーリーが頭悪くて追い出すところは悲しかった。周りより劣っていると受け入れてもらえないってしんどいな。でも現実は厳しいけどそういうのはあるにはある。反対に頭良くなっても、チャーリーの働いているパン屋では追い出されてしまったし(=劣ってた方が都合がいい)、それはそれでいやだけど。
友達だと思っていたけど、頭良くなってみたら、ただ、からかっていただけっていうのは、頭に残った。自分もそういう経験はあるかもしれない。笑われていい気になっていたけど、今思えば本当はばかにされていたんじゃないかっていう。
読んでて目が熱くなった。この本に会えてよかった。
(9.17)
Hollywood, Charles Bukowski
感想
Hollywoodはブコウスキーの小説の5つめ。主にBarfly(小説中ではThe dance of Jim Beam)というブコウスキーの自身の過去を振り返った映画について書いてある。登場人物はほとんど偽名。契約がキャンセルされるとか、給料支払えないとかそういうドタバタが楽しかった。
ブコウスキーの考え方はやっぱり好きだ。でも支持者がいっぱいいたからこそ、あんな自由奔放にいられるんだろう。真似はあんまりできない。
好きなセリフ
‘What is your philosophy of life?’
‘Think as little as possible.’
(Chapter 33)
(9.26)