Bukowski, Womenを読んだ

 

・読んだ理由

前にブコウスキーのPost OfficeやFactotumは読んだ事があるのだけどそれらが面白かったため。

 

 

・内容/他の話との比較

主人公は50歳の詩人、ヘンリー・チナスキ―。女がすごいいっぱい出てくる話。女に対する考え方も書いてあった。

 

前読んだ作品ではチナスキ―(主人公は同じ名前)がお金に困っていて、家賃を滞納してしまうということがあったんだけど、Womenではそういうことは無かったと思う。

 

体的な表現は多かったけど、なんとなくわかった気がする。前読んだ話は仕事の話が多くて、それが難しかったところもあったんだけど、その意味ではこの作品はそういうのじゃなくてけっこう読みやすかった。

 

 

・印象にのこったところ

出てくる女の中にはチナスキ―に対する愛が深くて、チナスキ―が他の女と関係を持つのが許せない人もいて、怒って、家の引き出しをひっくり返したり、本を取っていったり、タイプライターを取っていったりしてしまった。でもこれだけは残していった

 

All she’d left me was my t.v. because she knew I never looked at it.  (p. 115)

 

不要品だけ置いていくっていう嫌がらせなんだろう。おもしろかった。

 

 

・表現/単語

〇競馬(aheadについて)

競馬のシーンは3回くらい出てきた。

今回も難しくてわからないところもあったけど、勝ったのか負けたのかということには最低限注目していった。

$950 aheadっていう単語が出てきたんだけど、これはおんなじページにwon $ 950(p. 40)っていう表現があるから、勝った(あいまいだけど)って意味みたいだ。

 

〇BillとWilliam(p. 170, 171など)

最初Williamっていう人が出てきて、次のページにBillっていう人が出てきたんだけど、Williamについては説明があって出たけどBillって誰だ、あと二人とも似たような箇所もあって、まさかWilliamとBillって同一人物なのかって思って調べたらそうだった。WilliamをBillともいう。こういうのは難しいと思った。

 

〇単語

ページ数は書いてないんだけど、なるほどとおもった単語があったのでそれを書いていく。最近他でメモしたのも混ざってて、1つか2つくらいそれが混ざってるかもしれない。

 

shoot 言ってごらん

 

roll a joint マリファナ煙草をつくる

 

How about a rain check? また今度にしてくれる?

 

hemorrhoid 痔 ※hemo 血 ヘもる=出血する(看護の用語としてあるようだ)

 

suck at ※お酒を飲む時に使ってたと思う。suck at beerとか。

 

abortion 中絶 ※作中にオノ・ヨーコのグレープフルーツって本が出てきた。オノ・ヨーコが経験したのかわかんないんだけど、オノ・ヨーコの近くにこの単語は出てきたんだと思う。

 

without reservation 遠慮なく ※reservationは予約だからwithoutが付くと予約なしって意味かなって思ってたけど違かった。

 

be tied up 忙しい

 

drug bust 警察による違法薬物の押収

 

 

・読んだ本

 

Women

Women

 

本の裏にもタバコをもった人が描かれてるんだけど(人の影)、それがかっこよかった。