ポール・ブライアンズの"Common Errors in English Usage"のメモ

著者-ポール・ブライアンズ 1942年生まれ。ワシントン州立大学の先生をしていた

 

 

"Common Errors in English Usage"という本をたまに参照する。さまざまな英語の用語の違いが書いてある本だ。いくつかなるほどと思ったところを書いていく。書いてあることをすべて訳したわけではない。

 

一つだけ引用する。

・emulateとimitate

 

emulate/imitate

People generally know what "imitate" means, but they sometimes don't understand that "emulate" is a more specialized word with a purely positive function, meaning to try to equal or match. Thus if you try to climb the same mountain your big brother did, you're emulating him; but if you copy his habit of sticking peas up his nose, you're just imitating him.

p.103

  

 

'imitate'はただ真似をするだけ、'emulate'は匹敵できるように、または、競い合うように真似るという意味合いで使われている。

 

 

以下は英語を引用せず、読み取った事だけを書いていく。5つほど。

 

・anyoneとany one(p.19)

「それぞれ」を強調したい場合に'any one'が使われていて、'anyone'はただ誰でもということを言いたい場合に使う。 

 

・cannotとcan not(p.48)

どちらも大体は交換できる語であるが、普通使われるのは'cannot'である。違いを言うなら、'can not'はより強く「できない」ことを否定したいときに使う。

 

・obtainとattain(p.28)

どちらも「獲る」という意味がある。難しさを伴う場合は、'attain'を用いる。

 

・stationaryとstationery(p.276)

これは単にスペルが似ているというだけのものだ。'stationary'は「安定した」、「変わらない」という意味で、'stationery'は「文房具」という意味だ。

 

・rebutとrefute(p.245)

似たような言葉である。どちらも「...に反論する」という意味合いをもつが、どちらかというと、'refute'の方が強い。'rebut'は口論する、'refute'は間違いを証明するまでいく。間違いであるという確信がなければ'refute'よりも'rebut'を使う。

 

 

 

多分地方や時代によってはこの本とは違う分け方をしていることもあるのだろう。でも、自分はそれ以前に、区別があるということを英語に関していえばわかっていないことが多いので、それが違うのだということをわかるようにもっと読んでいきたい。まだまだ全部読めていない。全部読むというよりも、気になったところを読んでいきたい。また、面白そうなところがあればブログに書くかもしれない。

 

 

・参考

Common Errors in English Usage: Third Edition (English Edition)

Common Errors in English Usage: Third Edition (English Edition)

  • 作者:Brians, Paul
  • 発売日: 2013/10/15
  • メディア: Kindle版
 

※ペーパーバック版のものを買った