ビアトリクス・ポターの'The fairy caravan'を読む

 題名の'fairy'はいろいろな意味がありそうだった。

 髪の長いモルモットや馬、豚などの動物たちがサーカスをしたり、森ではぐれたり、牧場に泊めてもらったりする話である。約190ページの本で、挿絵も多かった。森の中で、電気ではなくつららなどで光るクリスマスツリーがあったというところが幻想的だと思った。

 

面白かったこと・ものや場面

・胡椒の実がお金の代わりであること(p.44, 45)

・結婚式の衣服はちかくの蜘蛛や蛾が作ってくれたというところ(p.47)

・どこでサーカスをするのか、というところが緑の葉っぱに書かれており、その葉っぱは昆虫によってつけられたようであった、という比喩(p.56) 

・ゴロゴロ喉を鳴らしてばかりの猫(p.146)

 

花や植物の種類が多かった。とくに'Springtime in Bird's place'という章。以下はその章に出てきた語である。

primrose サクラソウ、currant 小型の種なしぶどう、gooseberry セイヨウスグリ、peony ボタン科の植物、cowparsley シャク、hawthorn サンザシ属、cowslip flower キバナノクワンザクラ、periwinkle ツルニチニチソウ属

 

 

読んだもの

Beatrix Potter, The fairy caravan, London: Frederick Warne&Co., 1992