サキの「スレド二・ヴァシュター」(Sredni Vashtar)について

 

 主人公はコンラディン(conradin)という10歳の少年で、医者からのこり五年も生きられないと宣言されている。コンラディンにはいとこであり保護者であるミス・デ・ロップ(Mrs. De Ropp)という人物がおり、コンラディンは彼女のことを嫌っている(だが、コンラディンはそれを隠している)。コンラディンは外にある小屋にフェレット(イタチ科の動物。スレド二・ヴァシュター(Sredni Vashtar)という。)とめんどりを飼っている。コンラディンはよく小屋に行き祈る。だが、ミス・デ・ロップはどんな天候でも小屋に行くことはコンラディンのためによくないと思い、やめさせようとし、最初にめんどりを売りさばく。つぎにミス・デ・ロップはコンラディンの部屋から小屋の鍵を取り、小屋に向かいフェレット(スレド二・ヴァシュター)に何かしようとする。コンラディンはスレド二ヴァシュターにミス・デ・ロップに死が訪れてくれるよう祈る。...

 

 

 全体的に不気味な印象であった。動画もあったので見た。スレド二・ヴァシュターとは何を意味するのか気になった。

 

 

語句

antagonism 対立

haven 安息地

lithe しなやかな

strewn ばらまかれた、'strew'(ばらまく)の過去分詞形

boon たまもの

shuffle ひきずって歩く、もぞもぞさせる

on the ground that... ...なので

Rimmon リムモン、シリアのカルト像、聖書に登場する

 

読んだもの

H.H.Munro(Saki), 'Sredni Vashtar'(The Complete Sakiより), London: Penguin Books, 1982