聞こえるか、聞こえないか、言っているか、言っていないかというネタ(マツモトクラブとジャルジャル)

 今回は聞こえるか、聞こえるか、というネタを紹介した後、それとは反対の言っているか、言っていないか、というネタもみていく。

 

聞こえるか、聞こえないか——マツモトクラブ、「聞こえない」

 電話の音、電車の車掌のアナウンスの声が、聞こえない、ということがネタの中心である。時々途切れたり、後ろの方が聞こえなかったりする。

 電車の車掌のアナウンスの声が聴きとりづらい、ということは、あるあるだと思った、社ごとに、こういうふうにアナウンスすべき、というのがきっとあるのだろう。電話の声も、周りの状況次第では、聞き取りづらいということがある。

 ネタをしているマツモトクラブは設定で小泉という、その小泉が久しぶりに戻って来る、という話。話は、はじめのほうはしんみりしているのだが、声がところどころ聞こえなくて面白い、とくに重要な所が聞こえない。電車の車掌がアナウンスで「小泉久しぶりー」と言うのだが、それは実は…。

 面白さもあり、あとあと、つながっていく、というのはすごい、また、電車の車掌のアナウンスの声が聞こえないということと、電話の声が聞こえないということ、両方あるのが面白い。

 

言っているか、言っていないか——ジャルジャル、「怒鳴り返されたん気付かん奴」

 マツモトクラブのネタの聞こえないところは、電話の声や、車掌の声のアナウンスだった。反対に言っているか、言っていないか、というネタを紹介する。

 ジャルジャルのネタでは、後藤が遅刻したため、福徳が怒鳴ったときにどさくさにまぎれ、後藤が怒鳴り返す。そのあとの、福徳の反応が面白い。

 ときに、後藤の声が福徳の怒りを上回ることがある。福徳は、(気のせいかぁ)と思うシーンがある。マツモトクラブのように音的に聞こえない、というわけではなく、むしろ明らかに、福徳は聞こえているのであるが、後藤のうその上手さで、福徳は後藤は怒鳴ったと思う(大きな声で言ったと思う)が、もしかしたら(気のせいではないか、後藤は怒鳴り声をあげていないのではないか(大きな声で言っていないのではないか))とも思う。

 福徳が怒鳴る時みたいに、なにかに熱中し、カーッとなるときは、まわりのことが、良くも悪くも、きにならなくなる、ということは日常でもあることだと思った。

 

まとめ

 マツモトクラブのネタでは、音的に明らかに車掌のアナウンスの声や、電話の声は聞こえていない部分がある。もう一つ紹介した、ジャルジャルのネタは、聞こえてはいるが、相手がうまくごまかすので、(もしかしたら気のせいかも、後藤は怒鳴り声をあげていないのではないか(大きな声で言っていないのではないか)と思う、というネタだった。