桃尻関係

桃尻と書いてもじります。哲学、地名、本の感想などを中心に書いていきます。

ビートたけしの昔の漫談を見る

 ビートたけしのイメージはどんなものだろうか。

 自分は、年代的に、もちろん生まれた時から、たけしの漫才を見たことがなかったし、また、漫談などもみたことがなかった。しかし、すごいとは言われており、ほかの、さんまやタモリなどとあわせて、ビッグ3というふうに呼ばれていたりした。タモリはタモリ倶楽部が面白いから好きで、さんまもホンマでっか!?tvなどでみており、リアクションが特徴的で面白いと思っていた。しかし、たけしはというと、…どこか下町の風情があらわれているところは、良いとは思っていたものの、テレビで見る機会は評論しているときやコメンテーター、お笑い番組の審査員などをしていて、(まわりはもちあげているなぁ、または、偉そうだなぁ)、どこか避けるところがあった。これはたけしに限った話ではなく、大体、そうだというふうに思う、生まれてからテレビをつけたら、評論などしていたら、大体は(偉そうだなあ)と思うのではないか、また、あまり面白さを発見してはいないのに、もちあげられていたら(何が面白いんかなぁ)と思うのではないだろうか。実際、周りの自分と同年代くらいは、たけしのなにが面白いのか、と思う人も結構いた。といっても、全員が全員そうと言うわけではなく、もちろんたけしのよさを分かっており、好きだ、という人もいるのだろう。

 前からたけしの歌を歌っている動画や、タモリと話している動画などは見ていた。今回は、たけしの漫才、漫談をいくつか見た。何がすごいと思ったか、また、面白いと思ったことなどをかいていく。

 

(漫談をみて、)たけしの面白さとすごさ

リズム・仕草 

 動きがコミカルで、まるでチャップリンのようだと思った。

 交通事故の影響もあるのだろうか、わからないが、首を回す仕草が特徴的だ。しかし、漫談を見る限り、例えば笑いを取った後に、首を回しているように見える。ということは、意図的に、しているのだろうか。たとえば、スポーツ選手が得点を決めた後、ガッツポーズをするだろう、そういう感覚だろうか。また、動きをよくしており、わかりやすい。それ以外にも、リズムをとるために、そうしているのだと思う。

 頭を押さえる動作もどこか可愛らしいところがあるのだと思う。

 「プクっ」と所々で言っており、これはリズミカルだ。

 

声のよさ・早口・切り替わりのうまさ・話題の多さ・話のはじめの自然さ

 若干しゃがれた声がいい。今回見たものは、映像付きなのだが、まるでラジオを聴いているような感覚もした。聞いていて、心地いい声だと思った。

 今でも早口だろうが、たけしは漫談でも早い。こんなに早いのは、相当練習しないとできないと思う。見ている方も、見逃せないはやさではないか。特に会場にいる人は嬉しいのではないか、いろんなネタが見れて、それから、見逃してはいけない、という緊迫感も伝わるのではないか、というふうに思う、ちょっと逃したら、話についていけないはやさだ。

 

 切り替わりも多い。いきなり話題を転換するので、文章で言うと、話のはじめに、接続詞を使わないというかんじだろうか。漫才とかで最初にある「○○ですね」というところは、たけしの場合、いきなりそれがはじまる。しかし、自然だ。

 

見た動画の面白かったところ・気づいたこと

「たけしトーク2」(YouTubeより)

 日本人は、照れがあるからいい、というところから始まり、カラオケやディスコではそれがなくなる、という展開までもってくる。

 ダンスを練習する、というところの動きは、実際動いて見せて、わかりやすいと思った。初めて六本木のディスコに行った時に、ライトがピカピカ光っていて、みんなかくかく踊っている、それを真似て、かくかく踊ったのだが、よく考えたら、ライトが光っているから、かくかくしているように見えた、というところが面白いと思った。

 

「ビートたけし 漫談 放送演芸大賞'84 話題賞 」 (YouTubeより)

 これは動画ではなく、音源のみである。

今の子は何が駄目だかっていうとね…-(また今は、○○で、昔はよかったというのが始まるのか、と思った。)、しかし、そうではなく、面白かった。どういうところが面白かったというと、昔は、殴る前に石やトンカチを持っていた、しかし、殴ったことは無い、みせるもんだった、そして、「このやろうこのやろう」、という音を使いながら、トンカチで自分の頭をコンっとたたくだけだった、というところが面白かった。ここで観客の笑いを取っている。ビートたけしの「昔は…だった」というのは、今でも時折みるけども、もしかしたら、こういう笑いを取る時のように、「昔は…だった」からはじめて、笑いを狙っていっているのかもしれない、というふうに思った、ネタをしぼりだすため(ネタのさわりの部分)に「昔は…だった」といっている、といえばいいのだろうか。

 「昔は…だった」で、今は…というのが、説教じみていたら嫌だけれど、面白かったいいと思った。

 

おわりに

 いろいろと、たけしの面白いと思ったところ、また、凄いと思ったことを挙げてきた。もし、たけしと同世代だったら、ほとんどの確率で、好きになっていると思う。しかし、tvなどで見てきたものが評論家っぽくて、偉そうだなと思っていた。

 けれども、漫談を見たら、面白いところが多くあった。