芥川賞

川上弘美著「蛇を踏む」(第115回 (1996年上半期) 芥川賞受賞作)を読む

川上弘美のものは初めて読む。前から名前は知っていたが読んだことは無かった作家である。話の内容、読んだ感想等を書いていく。 話の内容 なぜ蛇になるのか? 星新一著「やつらのボス」 (『ご依頼の件』に収録)を思い出す 感想 参考 話の内容 ある時、ミド…

大江健三郎著「飼育」(第39回 (1958年上半期) 芥川賞受賞作)を読む

大江健三郎のものは「静かな生活」は映画では見たことはある。が、本で読むのは初めてである。映画で観るときとは違い、一語一語気負ってみていく必要があったので頁数の割に読むのには時間がかかった。以下、話の内容、感想等を述べる。 話の内容 犬と飛行…

西村賢太著「苦役列車」(第144回 (2010年下半期) 芥川賞受賞作)を読む

この本は6、7年ほど前に読んだことがあり、一応の思い入れはある。前に読んだときに思ったことも交えて、感想を書いていく。 話の内容 感想 1. 印象に残ったところ 2. バイトは近年の芥川賞の主流なのか 3. 全体的に思うこと 参考 話の内容 主人公は貫多と…

開高健著「裸の王様」(第38回 (1957年下半期) 芥川賞受賞作)を読む

開高健のものは初めて読んだ。以下、話の内容や感想等を述べる。 話の内容 比喩がうまい まるで主人公のぼくは心理学者の様だった 感想 参考 話の内容 大田太郎が山口の紹介でぼくの画塾に来ることになった。山口は小学校の教師をする傍ら自分でも絵をかいて…

第135回 (2006年上半期) 芥川賞受賞作/伊藤たかみ著「八月の路上に捨てる」を読む

あまり~賞をとったがゆえに読むというのは読む理由としていいものではないだろうが、読んだ理由としてそれ以外ない。現代の作家には疎い。そのため一応この賞をとれば話題にはなるという芥川賞をとった作品を読んでいきたいと思っている。 話の内容 印象に…

井上靖著「猟銃」・「闘牛」を読む

前にも読んだことはあり、又読み返したいと思っていた本。「闘牛」は何となく頭に残っていたが、「猟銃」はすっかり抜けていた。全体の文の印象として、どっしりしていて、漢字が多い。他にも「比良のシャクナゲ」というのも入っていたが、今回は読まなかっ…