山崎正和

夏目漱石著「私の個人主義」を読む

この前山崎正和の「柔らかい個人主義の誕生」を読んだので、<個人主義>という名前のつく本は他にもあったと思い、真っ先に思い出し、手にした。本書は何度か読み直している本である。手元にあるのは講談社学術文庫の『私の個人主義』という本で、その中には…

山崎正和著「柔らかい個人主義の誕生 消費社会の美学」を読む

向井敏の「虹をつくる男たち」でも出てきたが、「猛烈からビューティフルへ」という1960年代から1970年代にかけての流行語があった。加藤和彦が<beautiful>と書かれた紙のようなものを掲げながら、街中をぶらぶら歩く、富士ゼロックスのcmから出てきたものである。著者</beautiful>…