2018-11-06から1日間の記事一覧

江國香織著「とるにたらないものもの」を読む

江國香織の本は、初めて読んだ。それでもって、エッセイを読む——どんな人なのかな、と思いながら読み進める。読後感は、なぜか、さわやかな感じがした。行間をよくとっていて、片仮名が多かったせいもあるだろう。 ことばが好きなんだろうな、又、こだわりを…

幸田文著「おとうと」を読む

内容 不和な両親のもと、弟の碧郎と姉の関わりを中心に描いたもの。序盤では、様々な疑惑をかけられてしまう(例えば碧郎が学校の子を骨折させたという疑惑や、姉がものをとったという疑惑)。碧郎は、骨折をさせたというという疑惑をかけられたことで、不良仲…